デザイナーになるために資格は不要と聞いたことある方も少なくないと思います。実際にデザイナーとして働くうえで資格は必須ではありませんが、資格を持っていると知識やスキルの証明となり、信頼度が上がります。また、制作のベースとなる知識も多いので、スキルレベルの向上にも繋がります。今回の記事では是非取得してほしいデザイナー向けオススメ資格をご紹介します!
オススメデザイナー向け資格
Webデザイン技能検定
デザインに関する知識や技術に限らず、インターネット全般の知識やWebサイトの運営、コーディング知識などを問う試験です。Webデザイン系の資格で唯一の国家資格になります。
▼受験資格
1級
【実技試験】1級の技能検定において、学科試験に合格した者
【学科試験】7年以上の実務経験を有する者、職業高校、短大、高専、高校専攻科、専修学校、各種学校卒業又は普通職業訓練修了後、5年以上の実務経験を有する者、大学卒業後、3年以上の実務経験を有する者、高度職業訓練修了後、1年以上の実務経験を有する者、2級の技能検定に合格した者であって、その後2年以上の実務経験を有する者
2級
2年以上の実務経験を有する、職業高校、短大、高専、高校専攻科、専修学校、各種学校卒業又は普通職業訓練修了した者、大学を卒業した者、高度職業訓練を修了した者、3級の技能検定に合格した者
3級
Webの作成や運営に関する業務に従事している者及び従事しようとしている者
▼受験料
【1級】学科:8,000円・実技:25,000円(実技はペーパー実技含む)
【2級】学科:7,000円・実技:16,000円 ※7,000円(25歳未満の在職者)
【3級】学科:6,000円・実技:8,000円 ※3,000円(25歳未満の在職者)
▼出題形式
【学科】筆記試験(マーク方式)【実技】課題選択方式
▼合格基準
【学科】70点以上(100点満点)【実技】70点以上(100点満点)
Webクリエイター能力認定試験
デザインの基礎知識はもちろん、HTMLやCSS等のコーディング基礎知識も含めて、Webデザイナーが実務でよく使うスキルについて問う資格です。WEB業界で最も多い受験者を誇る標準資格になります。
▼受験資格:特に制限なし。
▼受験料
【エキスパート】7,500円【スタンダード】5,900円
▼出題形式:コンピューター試験
▼合格基準
【エキスパート】知識問題と実技問題の合計得点において得点率65%以上。
【スタンダード】実技問題の得点において得点率65%以上。
色彩検定
色相環や配色など色の基礎知識、理論を元に、デザイン制作での色彩の基礎知識、配色の組み合わせ、トーンの決め方など、色に関する幅広い知識や技能を問う資格です。
▼受験資格:特に制限なし。
▼受験料
【UC級】6,000円【1級】15,000円【2級】10,000円【3級】7,000円
▼出題形式
【UC級】マークシート方式(一部記述式)
【1級】1次:マークシート方式・2次:記述方式(一部実技)
【2級】マークシート方式(一部記述式)
【3級】マークシート方式
▼合格基準
【UC級】満点の70%前後。問題の難易度により多少変動。
【1級】満点の70%前後。問題の難易度により多少変動。
【2級】満点の70%前後。問題の難易度により多少変動。
【3級】満点の70%前後。問題の難易度により多少変動。
アドビ認定エキスパート
PhotoshopやIllustratorなど、Adobeソフトに関するスキルレベルを問う資格です。
Adobe社公認の資格になります。
▼受験資格:特に制限なし。
▼受験料
【一般】10,780円【学割】8,580円
▼出題形式:コンピューター試験
▼合格基準:満点の70%前後。製品により多少変動。
Photoshopクリエイター能力認定試験
画像加工や調整などに欠かせないPhotoshopの編集スキルを問う資格です。
▼受験資格:特に制限なし。
▼受験料
【エキスパート】8,600円【スタンダード】7,600円
▼出題形式:コンピューター試験
▼合格基準
【エキスパート】知識問題・実技問題共に得点率が65%以上
【スタンダード】知識問題の得点率が65%以上・実技問題の得点率が70%以上
Illustratorクリエイター能力認定試験
図の作成や調整などに欠かせないIllustratorの編集スキルを問う資格です。
▼受験資格:特に制限なし。
▼受験料
【エキスパート】8,600円
【スタンダード】7,600円
▼出題形式:コンピューター試験
▼合格基準
【エキスパート】実技問題の得点率が65%以上・実践問題の得点率が70%以上
【スタンダード】知識問題・実技問題共に得点率が65%以上・実践問題の得点率が70%以上
Webデザイナー検定
Web制作のコンセプト作りから運用までのWeb制作に関する知識を問う資格です。
制作の全体の流れを学ぶことができ、Webデザイン技能検定と並んで人気のある資格になります。
▼受験資格:特に制限なし。
▼受験料
【エキスパート】6,700円【ベーシック】5,600円
▼出題形式:筆記試験(マーク方式)
▼合格基準:70点以上(100点満点)
ITパスポート試験
Web業界での法令や経営に関する知識など、IT人材としての基礎知識を問う国家資格です。
▼受験資格:特に制限なし。
▼受験料:7,500円
▼出題形式:コンピューター試験
▼合格基準
【総合評価点】1000点中600点以上【分野別評価点】1000点中300点以上
HTML5プロフェッショナル認定資格
HTML5・CSS3・JavaScriptなど、コーディングに欠かせないマークアップ言語に関する基礎知識やスキルを問う資格です。
▼受験資格:特に制限なし。
▼受験料:16,500円
▼出題形式:コンピューター試験
▼合格基準:満点の70%前後。
マルチメディア検定
パソコンやスマートフォンの使用方法、情報リテラシーに関する知識など、IT人材としての基礎知識を問う資格です。
▼受験資格:特に制限なし。
▼受験料
【エキスパート】6,700円【ベーシック】5,600円
▼出題形式:筆記試験(マーク方式)
▼合格基準:70点以上(100点満点)
DTP検定
印刷物のデザインに関する基礎知識やスキルを問う資格です。
▼受験資格:特に制限なし。
▼受験料
【ディレクション】11,000円【ビジネス】11,000円
▼出題形式:コンピューター試験
▼合格基準:満点の70%以上。
カラーデザイン検定
色の基礎知識を元に、ビジネスにおける色の有用性を問う資格です。
▼受験資格:特に制限なし。
▼受験料:4,800円
▼出題形式:コンピューター試験
▼合格基準:満点の70%以上。
まとめ
いかがでしたか??
現役デザイナーがオススメする実務で活かせるデザイナー向け資格について、ご紹介しました。
資格は必須ではありませんが、取得するとメリットも多く、その過程で身に付くスキルは実務で凄く活かすことができます。
また、資格のカリキュラムは最新の業界事情をもとに情報が定期的に更新されているケースが多く、受講生はその都度新しい知識を得ることができるのもオススメです。
気になる資格試験に申し込んでどんどんスキルアップしてください!