デザイナーさんが日々制作しているHPやバナー、チラシなど、画像の上に文字を重ねる機会って凄く多いかなと思います。
画像と文字を組み合わせることで、より印象やイメージも伝わりやすくなるかと思いますが、文字が読みづらいというデザインは避けたいところです。
今回の記事では画像の上に文字を載せる際のテクニックをご紹介します!
画像の上に文字を載せる際のテクニック!
オーバーレイを加える
画像にオーバーレイを加えることで文字の可読性が上がります。
また、画像全体の雰囲気を変更したい際にも使えるおすすめの手法です。
制作手順
①ベースとなる画像を配置する。
②ベタ塗りレイヤーを上から重ねる。
③不透明度を調整する。
④上に文字を配置して完成♪
シェイプを使う
画像の下にシェイプ(四角形や円形など)を入れることでコントラストがはっきりして文字の可読性が上がります。
また、背景画像も見えるように不透明度を調整して透過させることがポイントです。
制作手順
①ベースとなる画像を配置する。
②四角形ツールや楕円形ツール等で図形を描き、文字の下に重ねる
③不透明度を調整する。
④上に文字を配置して完成♪
背景をぼかす
画像全体をぼかすことで、より文字に注目を集めることが可能になります。
また、画像をぼかすことで文字にピントが合うため、立体感ある表現にもなります。
制作手順
①ベースとなる画像を配置する。
②画像全体にぼかしを加える。
③ぼかし範囲や濃度を調整する。
④上に文字を配置して完成♪
文字にシャドウをつける
文字にドロップシャドウをつけることで、文字の立体感が加わり可読性が上がります。また、ドロップシャドウが分かり過ぎると古臭い印象になってしまうので、さりげなく入れるのがポイントです。
制作手順
①ベースとなる画像を配置する。
②上に文字を配置する。
③文字に対して、ドロップシャドウを加える。
④ドロップシャドウの細かい調整(不透明度や角度、距離など)をして完成♪
画像の上に帯を置く
画像の上に色付きの帯を配置することで、メリハリが付き、可読性が上がります。
また、画像の形に合わせて帯を配置することでバランス良く見せることが可能です。
制作手順
①ベースとなる画像を配置する。
②四角形ツールや楕円形ツール等で図形を描き、文字の下に重ねる。
③不透明度を調整する。
④上に文字を配置して完成♪
写真を暗くする
画像全体を暗く調整することで、重ねた文字の可読性が上がります。
文字が明るめの色だと更に効果が高まります。
また、暗めのグラデーションカラーを設定するのも雰囲気があり、おすすめです。
制作手順
①ベースとなる画像を配置する。
②ベタ塗りレイヤーもしくはグラデーションレイヤーを上から重ねる。
③不透明度を調整する。
④上に文字を配置して完成♪
文字の上下にラインをつける
画像と文字の区切りを付けるように文字の上下にそれぞれラインを配置することで、
文字に視線を誘導して可読性が上がります。
制作手順
①ベースとなる画像を配置する。
②上に文字を配置する。
③上下にラインを引く。
④ラインの長さや細さ、文字との距離を揃えて完成♪
袋文字にして配置する
背景画像に左右されないように文字に対して縁取りをして、文字の視認性を上げます。また、抜け感が若干出づらくなるので、多用する際は注意が必要です。
制作手順
①ベースとなる画像を配置する。
②上に文字を配置する。
③文字の縁取りをして完成♪
余白に文字を配置する
画像に余白がある場合は、その余白に文字を配置することで、文字の視認性が上がります。また、余白がない場合は画像を引き伸ばして余白を作るのもおすすめです。
制作手順
①ベースとなる画像を配置する。
②余白を見つけて、文字を配置する。
③全体を見ながら他の要素とのバランスを調整して完成♪
視線の先に文字を配置する
視線誘導の特性を活かして、人物や動物の視線の先に文字を配置することでより注目を集めることが可能です。この手法は、学生時代の先生がよく使われている指し棒と同じような効果があります。
制作手順
①人物や動物が入っているベースとなる画像を配置する。
②人物や動物の視線の先に文字を配置する。
③全体を見ながらバランスを調整して完成♪
まとめ
いかがでしたか??
可読性を上げる画像の上に文字を載せる際のテクニックについて、ご紹介しました!
自身のデザインの引き出しを最大限に広げておくことで、より効果のあるデザインに仕上げることが可能になります。
効果を出せるデザインを提供できる人材は凄く需要があるので、是非様々なデザインを試して、自分のスキルにしていきましょう!